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2008年8月13日 (水)

東宝8・15シリーズ

 現在、CS「日本映画専門チャンネル」では、東宝映画製作の戦争映画を特集オンエアしています。

 かつての戦争映画は、東映東京製作の、例えば舛田利雄監督・笠原和夫脚本コンビの作品然り、非常に重厚で見応えがあったものです。キャストも、三船敏郎や丹波哲郎、小林桂樹、仲代達矢、笠智衆、志村喬ら名優揃いで観る者を圧倒しました。

 まだ当たり前に「大東亜戦争」「支那事変」という言葉が劇中に使えた時代で、あれから僅か30年以上を経て、すっかり日本は「あれは差別・これは不適切」の言論統制国家に墜ちたように思います。恐ろしい事です。

 円谷英二の特撮を観る度、戦時下の『ハワイ・マレー沖海戦』に於ける真珠湾攻撃シーンの精巧さを思い出します。カラー作品になって、今にして見ればオモチャの軍艦に見えますが、かの作品の技巧がGHQの認識を凌駕していた事こそ、まさに日本文化の誇りであります。


 ところで、よく山本五十六を演じていた三船敏郎が東郷平八郎を演じた『日本海大海戦』は、皆様に於かれても今一度ご鑑賞頂きたいと思います。これは日露戦争に於ける大日本帝国海軍連合艦隊と、世界最強と言われたロシア海軍バルチック艦隊との「皇国の興廃、この一戦にあり」を描いているのですが、今や本来の日本人の精神を垣間見る貴重な作品になってしまっているからです。

 作品全体の出来はともかく、島根県沿岸村落に流れ着くロシア海軍兵士たちの遺体を県民たちが手厚く拾い、手を合わせ乍ら「ここに来たのも何かの縁じゃろ」「こんなとこに来たくもなかったろうにね」と涙を流し、村の僧侶が「寺に運んでやってくれ」と頼むんですね。

 例え敵であってもこのようにして御霊を葬った日本民族の信仰文化が「神道」なのです。日本の大乗仏教は、この神道の姿勢に沿って発展してきました。

 また、よく「武士道」とか「武士の情け」という言葉が最近の保守市民の間で誤用されているとつくづく感じたのは、東郷平八郎がロシアの白旗を見ても尚砲撃をやめず、「武士の情けを」と部下に言われて「見よ、機関を停止していない。まだだ」と令ずるんですね。武士の情け等と言っていたら反撃されて敗れていたかもしれません。


 或いは、小林桂樹が東条英機を熱演した『軍閥』では、戦時下の大本営発表に抗する毎日新聞記者(岸田森、加山雄三、寺田農ら)の様子が描かれています。無思考・無批判に従った朝日新聞社とは大違いだった頃の毎日新聞社の姿を振り返る事が出来るでしょう。

 是非、変態捏造記事を垂れ流した責任者たる毎日新聞社員全員でこれを鑑賞し賜え

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